大鉈を振るう・・・。

大鉈を振るって、置き場が問題の盆栽を処分したというわけではなく、生かさず殺さず小型化を目指しました。しかも、大鉈を振るうではなくノコギリを挽いて、サツキの幹を切断しました。

このサツキは、もともとは双幹でした。すでに、双幹の親幹の方は切断済みで、子幹の方で作り直そうと思ったのですが、親幹を切った影響なのか元気がありません。花はピンクの無地ですが、二重咲きです。

大きな鉢に植え込まれていましたが、根を切って鉢も小さくしたのも、子幹には厳しい条件となったかもしれません。枝葉も間引いたので、寂しい姿になりました。切り株づくりとでもいうのでしょうか。上下左右とも、小さくはなりました。

先週末の盆栽愛好会に持ち込んだサツキです。花蓮光という品種で、鮮やかなピンクの覆輪花などがきれいでした。写真を撮る前に、毟ってしまいました。

盆栽会の先輩方は賛成しませんでしたが、この樹冠部の十字架のような形が許し難いです。どうしても切りたい。相談したら、「寂しくなる」や「おかしくない」という意見ばかりでしたが、みんながよそ見している間に切りました。

樹幹部の上に伸びる枝と右に伸びる枝がなくなりました。私的には思ったとおりになったのですが、先輩たちは「切っちゃったのか」という意見でした。樹幹部のすぐ下に右に伸びる小さな枝があるので、これを大切にしていこうと思います。

花後の剪定も行ったので、確かに寂しくはなりましたが、10年後、20年後を目標に頑張ります。それまで生きているかどうかはわかりませんが、そんなことは気にしてはいけないそうです。毎日が大切ですからね。