盆栽づくりは、まずは素材の入手から始まります。私のところは、周囲に雑木林などがあるので、松ぼっくりやドングリなどを拾ってきてタネを蒔いています。また、盆栽愛好会の活動時に剪定で出た小枝をもらってきて、挿し木にも挑戦中です。どちらも、お金を掛けずに素材が得られるので、ぜひやってみてほしいと思っています。
今日は、挿し床の紹介です。先日、鉢上げが終わった挿し床をリサイクル。ふるいに掛けて、微塵を抜いて何度でも用土は使用しています。
挿し床は、トレイを使っています。粗目の用土を半分まで敷いていきます。桐生砂と赤玉土が中心です。
粗目の用土の上に、ミズゴケを敷き詰めます。ミズゴケは、富貴蘭用に購入したもので、A5ランクの高級品です。こんな立派なミズゴケは要らないですけどね。こちらのミズゴケも古いものを利用です。
ミズゴケの上に、細かい用土を敷きます。鹿沼土や赤玉土、桐生砂などの混合です。個人的には、鹿沼土が多い方が良いと感じています。理由はわかりません。
さっそく紅梅の剪定枝を挿していきます。イメージとしては、粗い用土と細かい用土にサンドイッチされたミズゴケの中に挿す感じです。実際、挿し木して発根すると、ミズゴケの層に根を拡げていることがわかります。実生の場合は、同じ用土ですが、ミズゴケを挟まずタネを蒔いています。