冬色の盆栽園・・・。

今日は、久々に天気が崩れるとの予報で、雨か雪かと思っていました。良い方に外れるのはありがたいのですが、暇だしやることはないし、残りがどれだけあるかはわかりませんが、家の中で時間の無駄遣いをしていてもしかたないので盆栽園を訪ねました。

所沢市の喜宝園は、サツキ盆栽と山野草が中心です。山野草は枯草となっていて、まさに冬色です。地上部分がすっかり枯れて残っていないものもあって、知識もないので春の姿を思い描くこともできません。

緑色はサツキです。多くは畑などで長く栽培されていたものを盆栽に仕立てています。

これは、実生60年のスギです。園主が、新婚旅行先で実生苗を採取したそうです。これも、寒さで葉の緑色が失われています。

ゴヨウマツなどの常緑樹は、冬にこそ存在感を示しますね。ここの盆栽園は、値札は一つも付いていません。すべては園主の頭の中です。でも、買う側からしたら、予算もあるし取捨選択するには値段は大きな判断材料だから、すべてに付けてほしいです。

新春の三点飾りは、クロマツとその足元には竹に見立てたササ。そして、白梅で松竹梅です。添え物は、黄金シダとススキのようなものですが、この季節ですから冬色のものを使うそうです。決して、青々したものは使ってはいけないそうです。

いろいろ勉強させてもらったので、今年最初の1鉢を買いたかったのですが、値段を尋ねるのが面倒なので何も購入しないで帰ってきました。顔は覚えてもらっているようなので、春になって山野草の新芽が吹き始めたら、また訪ねようと思います。