ムカゴ・・・。

この世に生まれて、もうすぐ63年。この間に、いろいろな体験をしてきました。食べ物も貧乏暮らしだったから、大したものは食卓に上がりませんでしたが、日本が豊かになって我が家も、その恩恵をいくらかは受けてきました。

長い年月で多くの物に出会ってきたので、最近は人生初にはなかなかぶつかりません。そんな中、ホームセンターで見つけたオカワカメ。葉はヌメリがあってワカメの食感でした。でも、蔓性で繁殖力旺盛。とても食べ切れません。食べたくもありません。

食物としての葉は飽きられて人気急降下ですが、代わって登場がムカゴです。土偶のような形ですが、塩茹でして食べたところ美味です。どう美味いかは文章で表現できませんが、一番は皮が口にあたらない。当然、口に残らないのが良いところです。

こちらは、ヤマイモのムカゴのようですが、正解は茶の実でした。ヤマイモのムカゴは、ご飯に炊きこんで食べる人もいますが、私は皮の問題があって嫌です。なので、ヤマイモのムカゴは、採ったらそのまま口の中です。すると、皮のゴワゴワ感は解消されます。ヤマイモだって、加熱しない方が普通ですよね。

茶の実は、生では食べられません。ムカゴどころではない皮問題があります。皮というより殻ですね。でも、この実を植えると、堅い殻を破って新芽が吹いてくるのだからびっくりです。去年に引き続き、盆栽素材にするため、近所の茶畑から拾ってきました。