買い手不足・・・。

昨日、蒲田の御園神社は、七五三のお祝いの家族連れがたくさん来ていました。その横で、我々高齢男性ばかりの集まりがありました。先月から再開したばかりの関東富貴蘭会の定例会です。

まずは、入手したものです。子が4本付いた玉金剛のルビー根です。でも、今は根が止まっているので確認することはできません。ルビー根でなければ、誰も見向きもしないただの玉金剛です。

ルビー根が出るということは、葉の中に斑が隠れているということを示していますので、いつかはっきりとした縞が現れる可能性があります。しかし、それが来年なのか5年後なのか、50年後なのかはわかりません。

私が出したものは、我が家のお宝の錦鉢です。3鉢は、富貴蘭用の鉢で絵付けは布施覚さんです。もう1鉢は加茂黒の七々子柄の長生蘭鉢で、昭和初期のものです。

 

錦鉢は、いずれもお気に入りの巾着袋に入れた状態で出品。本当は、せっかく収集した錦鉢を売りたくなかったのですが、この巾着袋を自慢したいがために出品しました。

しかし、この日の参加者20数名のうち、錦鉢を欲しがる人間は私ともう一人のお父さんだけでした。いつもなら、このようなものが出品されると二人がライバル関係になって値が上がっていきますが、今回、私は私の鉢を買うことができないので、納得できるような金額にはならず3鉢は持ち帰ってきました。

その一方で、この手の込んだ巾着袋がほしいという声があがりました。出掛ける際、小物を入れて歩くのに丁度良いということでした。でも、この丸底付きの巾着袋は、錦鉢の保管用に作ってもらったものなので、鉢とともに持ち帰ってきました。