一粒のタネ・・・。

盆栽の素材として、先日、小平市の豊梢園でクロマツとゴヨウマツの実生苗を購入しました。おそらくタネを蒔いてから、3~4年は経過しているものと思われます。ポット苗に1本ずつ植えてあって曲も付けられています。

それらの実生苗も、最初は一粒のタネからのスタートです。松は傷口から松ヤニを出して、その傷口を塞ぐ性質を持っているため、取り木や挿し木が難しい樹種です。そのため世の中の自然に生えた木も名品と言われる盆栽も小さなタネから始まっています。

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近所のお寺のクロマツは2代目です。もともとは何かの指定を受けるような大木がありましたが、落雷によって枯れてしまいました。2代目も見上げるほどの立派な木で、松ぼっくりがいっぱいです。強い風の後にいくと地面にたくさん落ちていましたので、タネ蒔きから始めて盆栽素材にできたらと思っています。

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今年は、まだ木枯らし一号は吹いていないようですが、今朝も冷え込みました。近所の畑にも霜が降りていました。目と鼻と口の骸骨が地面に浮かび上がっていました。怖いですね。

ここいらへんは田舎なので、タヌキやハクビシンなどの野生動物もたくさん生息していますが、おそらく猫かなんかの足跡でしょうね。息子は、狩猟会のメンバーですが、11月中旬から狩猟が解禁されているようです。

冬は、木々の葉が落ち草も枯れるばかりか、このように動物の足跡も残りやすい状況となり、ハンターにとってはチャンスですし、動物にとってはピンチと言えるでしょう。都会に住む人間には理解できないですが、野生動物による農産物などへの被害は深刻なようで、そのためには鳥獣駆除は必要なものだそうです。