再び喜宝園へ・・・。

昨日、木萩を購入した喜宝園の園主は、サツキのことならわからないことはない大先生です。「何でも相談して」ということでしたので、遠慮なく2日連続の訪問です。本日の目的は、我が家の名無しの権兵衛を鑑定してもらうためです。

その前に、喜宝園の紹介です。園主は、日本皐月協会の重鎮で、展示会の審査員も長く務めた方です。近代盆栽という月刊誌でも、度々紹介されています。直近では、赤葉と赤い実のスモモの盆栽が掲載されているそうです。

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盆栽は、サツキのほかにも実物、花物もあります。中品から小品が中心ですね。高齢者が中心ですから、重たいものは敬遠されますからね。それと、数の上では圧倒的に山野草が多く揃っています。山野草教室も開催しているそうです。

ほかの盆栽園でも同じような状況ですが、値段は付いていません。盆栽は生き物ですから、例えばサツキなら花が咲いている時、モミジなら紅葉と見頃があるし、植え替えをしたかどうかも値段に影響します。その度に、値札を付け替えられないということでしょう。それと、多くが作家物の鉢に入っているので、値段が高くなります。

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サツキの品種名の鑑定は、花が咲いている時にしかできないので、まさに満開の状態で持ち込みました。品種名は、松鏡(まつかがみ)だそうです。品種鑑定が終わると、「もう花は要らないだろう」ということで、足元のもじゃもじゃも含めて剪定してくれました。だいぶ寂しくなりました。

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自宅に戻って、さっそく植え替えをしました。もじゃもじゃとヒコバエが生えていた部分は、土の中に入れてしまい、直幹から斜幹に改作です。枝にも針金を掛けたので、来年以降に期待したいと思います。確かに、盆栽らしくなりました。