机の引き出しから、鶏型の起き上がりこぼしが出てきました。木製で、手の平にすっぽり入るサイズがとても素敵です。次男が、干支の小物を集めていたので、その中の一つなのでしょう。
その次男は、酉年生まれです。自宅で、軍鶏や烏骨鶏を飼っている時は、世話もよくしてくれました。また、鶏舎を建てる時は、アシスタントを務めてくれました。しかし、今は猟師として、鳥を追いかけています。
今期の猟は１１月に始まって、基本的には大勢で巻狩りで、イノシシやシカを狙っています。イノシシやシカは、地域住民にとっては、厄介な有害獣ですから、猟師はそれらの駆除の役割も担います。
次男は、巻狩りが行われない時には、単独で鳥を狙うこともあるようです。先日も、山に入ると畑仕事をしていた方に声を掛けられ、「畑を荒らすカラスを駆除してほしい」と頼まれたそうです。息子は、腕前がいまいちですから、カラスを狙って発泡したけど命中しなかったそうです。
カラスを駆除できなかったにもかかわらず、たくさんの野菜をお礼にもらったので、翌週にリベンジ行ったそうです。すると、１羽のカラスを仕留めたそうです。国内では、狩猟対象となる鳥獣４８種が定められています。
ハシボソガラス・ハシブトガラスも、その４８種の中にいます。私の鮎釣りの邪魔者のカワウも対象です。息子は、カラスを自宅でさばいたそうですが、羽を毟ると普通の鶏で、ムクドリよりは肉量もあって悪くないということでした。ちょっと怖い。
