初めてのミヤマムギラン・・・。

木更津の交換会は、50人あまりが参加して大盛況でした。私も、富貴蘭の余剰株を2鉢出品。写真は撮り忘れましたが、甲虫の子が3本付きと真っ赤に紅葉した秋紅錦の子1本と季節はずれの花芽付きです。どちらも、何人かから声が上がって、両方で高速料金代くらいにはなりました。

セリには、静岡などの専門店の園主も参加しているので、なかなか思うようにはなりません。競争相手が多過ぎます。それでも、何とかゲットできたのが、ミヤマムギランです。荷主が、セリ会でたまたま後ろに座っていたので、育て方などを聞くこともできたので、初めてですが競り落としました。

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流木に付いたムギランを枯らした経験があります。ミヤマムギランもムギランの同族で、葉が長細く斑入りが多く発見されているそうです。紀伊半島以西に分布し、樹上や岩に着生しているようです。

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入手したのは春宝(しゅんぽう)という覆輪品種で、葉のツヤもきれいですし、新葉が出る時は覆輪部分が赤く染まる曙斑も美しいと思います。初めて育てると伝えると、荷主さんから、育て方をまとめた指南書と京都ミヤマムギラン会の銘鑑をいただきました。春宝は、全盛貴品に覆輪として登録されています。

また、園芸JAPANの11月には、荷主の軽石鉢とミズゴケを組み合わせた育て方が掲載されています。長年の栽培経験から、根の細いミヤマムギランは、素焼き鉢では乾きが早過ぎて、水切れによる作落ちが起こりやすいので、その対策として水分を適度に保持してくれる軽石鉢に行きついたそうです。

セッコク富貴蘭に比べると、根が細いので油断すると、水切れで枯らすことがあります。以前に育てていた流木付きのムギランが枯れたのも、今思えば水切れだったような気がします。ミヤマムギランは零下にはできないので、室内で鑑賞しながら冬越しさせたいと思います。