羆(ひぐま)の青・・・。

富貴蘭の最高級品種は、昔からの品種ですが、羆(ひぐま)だと思います。うちにも、その羆のラベルの付いた株がありますが、本来の中透けの柄や腰斑はありません。羆の子や孫、もしかすると従兄弟や再従兄弟くらいの遠い親戚くらいです。

それでも、この系統は長く栽培していると、突然、ちょい縞が出たり、そうしたちょい柄のところに当たった子が、良い柄を現わしたりする楽しみがあります。特に、有名な趣味家の系統は人気が高く、その人の名を冠にしたり、136や298などの数字が付くこともあります。

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うちにも、羆への変化を確認した趣味家の名前を付けた羆があります。こちらは、工藤羆です。現状は、真っ青です。

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そして、木瀬羆の青です。血統の良い名門の出身でも、そう簡単に良い柄を現わすことはありません。まあ、どんどん株分けして、300鉢くらいになれば、その中にずば抜けて良い柄の子やルビー色の根を出すものも出現しそうな気がします。

そこまで増やすには、これから2~30年は最低でも時間が必要です。羆への変化は、300鉢あれば必ず起こるわけではありません。柄の抜けた青から、ちょい柄が出るだけでも大変ですから、中透けになることは万に一つです。宝くじに当たるようなものです。でも、いつかは自分の棚から羆へなんていう淡い期待を持っています。