富貴蘭の冬越し・・・。

いよいよ関東地方も初雪の便りが届いてきましたので、午前中に冬越しの準備に取り掛かりました。人によって、また地域によって冬越しの方法は様々ですが、私は鉢から抜いて発泡箱に収めます。そして、発泡箱は物置に積み上げて、半月に一度程度、箱を開けて霧吹きで葉水を与えて春まで過ごさせます。半休眠の状態ですので、水も光も無くて大丈夫です。

昨年は、屋上から下ろすのが面倒だったので、発泡箱に入れて屋上に置いたままにしました。すると雨が吹き込んで発泡の蓋の上に溜まった雨水が凍って、中の蘭も凍傷を負ってしまいました。

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鉢から抜いた株を新聞紙でくるみました。この品種のラベルが無くなると、札落ちといって価値はなくなります。特徴的な品種なら見分けられますが、やっぱり札に頼るところが大きいです。なので、札落ちにならない工夫として新聞紙にくるみました。

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約3分の2は物置に入れましたが、残りは面倒なので屋上に放置して、寒さに耐えてもらいます。自然づくりといって、11月くらいから水やりを減らしていくと、葉がシワシワ・ペラペラになりますが、3月の桜が咲く頃から水を与えると、ちゃんと復活します。

そのほかにも、富貴蘭の越冬方法はあります。温室などで加温しながら栽培すると、シワも出ないし冬でも成長します。もちろん、どの方法でも調子を崩して、枯れてしまうことはあると思います。

明日は、蒲田駅近くの御園神社で、関東富貴蘭会が開かれます。今年最後のセリですので、お近くの方で関心があれば、ぜひ立ち寄って見てください。私も、今回は参加予定です。