友人宅では、土曜日の昼から日曜日の夕食まで、1泊5食でお世話になりました。その中でも、毎年、楽しみにしているのが寿司です。南伊豆では、11月1日から3日にお祭りがあり、どこの家でも寿司を作って客人をもてなします。ツナやしいたけは、甘辛く煮てあって最高に美味いです。
寿司は、マグロもヅケになっていて、すべてそのまま食べられるように味付けしてあります。光り物やトコブシ、ミョウガもよいのですが、何といっても一番人気はツナです。皆が好きな、鳥そぼろ的な感じでしょうか。
刺身の盛り合わせも豪華です。何点盛なんでしょうか。
秋田の酒は、お土産に持参したものですが、なかなか手に入らないだけあって、さらりと飲めて、その結果、酔っ払いました。
デザートに、マクワウリを切ってもらいました。我々世代には懐かしいものですが、息子たちは初めて食べたようです。それでも「これもメロンなの?美味いね」といって食べていました。
それから、自家製のトコロテンもいただきました。秋田などでは、ごはんのおかずにもしますが、南伊豆では蜜やきな粉をかけてデザートとして食べるのが一般的です。切り方も、クズキリを思わせます。これも、美味いです。
11月の祭りは、太鼓を山車で引き回します。その担い手は男子で、中学生から加わります。祭りの期間は小中学校も休みで、中学生も世話人と一緒に集会所で寝食を共にして過ごします。
25年前に聞いた、中学校の担任と世話人のやり取り
先生:「子どもたちに酒は飲ませないでください」
世話人:「酒は飲ませません。飲ませるのはお神酒だけです」
先生:「それならしかたないですね」
その昔、祭りに参加した長男に聞いたら、集会所でも地区内の家々でも、相当飲んだそうです。こうして大人の仲間入りをしていくのでしょうね。
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