これも、3月に木更津の交換会で落札したものです。産地不明で、泥軸泥根の濃い黄色の爪覆輪で露受け立ち葉、深覆輪に変化したものは八洲の月と名付けられています。
競りに出てきても、大八洲では誰も声を掛けませんでした。私もきれいで好きな品種ですが、数鉢は保有しているので、黙っていたのですが、会長さんに促され買ってしまいました。
会長さんが言うには、「持ってるから買わないじゃなくて、自分のより柄が良い売り物があれば、それを買って自分のものを売るようにしていけば、最上柄が集まるんだよ」とのことでした。確かに、これは交換会に望む考え方だと思いました。ただ、この大八洲は柄がどうなんでしょうか?
古事記の大八島国、日本書紀の大八洲国は、ともに日本列島を示す言葉です。そんな由緒正しい名を冠しているのでもっともっと大事にされても良いと思うのですが、古い品種で数がありすぎるようです。