奄美の系統で、間口は20cm以上あります。紺縞の渋い芸が特徴です。名前のとおり、威風堂々といった姿です。
威風は仮名でしょうから、もしかすると「緑仙晃(りょくせんこう)」と同一品種なのでしょうか。どちらにしても、我が家では一二を争う大きさで存在感満点です。
露受け葉も、この品種の特徴です。子3本が順調に生育したので、1本を交換会に出しました。紺縞の渋さを分かる趣味者は少ないようで、木の大きさと反比例する金額で嫁に行きました。そんな金額で持っていって、大事にしてくれるのか甚だ疑問を感じました。
イギリス人のエドワード・エルガーが作曲した行進曲「威風堂々」は、1901年に発表されました。それから100年以上の時間が経過しましたが、世界中の音楽家に演奏され、たくさんの人々に愛されています。富貴蘭の威風も、威風堂々と同じように、大切に育てられてほしいものです。