今、近所の畑は、スベリヒユが一面に出始めています。子どもの頃、母親がおひたしにして食卓に上がりました。ぬめりと酸味、旨みもあって、野菜の中では一番好きでした。ただ、八百屋に売っていないものだとは、中学生くらいまで知りませんでした。
親は苦労をして、子どもを育ててくれたのだなと思います。最近は食べていませんが、どんな味かと聞かれれば、モロヘイヤとかツルムラサキに近いと思います。栄養がどうなのかはわかりませんが、散々食べたので毒はないと思います。
こっちは、近所の医院の跡地です。建物が解体・整地されて、3ヶ月ほどになります。何が生えてくるのか、興味津々でした。
こっちには、確実に毒のある植物が生えていました。ヨウシュヤマゴボウです。実が熟すとヤマブドウのように見えますが、名前はヤマゴボウです。実も根も食べたら、嘔吐下痢の中毒症状となります。
このタケニグサも食べちゃいけないやつです。しかし、皮膚病やかゆみ止めの薬として、乳液を塗ると効果があるようです。
やっぱりスベリヒユも生えていました。赤ジソも食べられるやつですね。もしかしたら、似たものかな。
カヤツリグサやワルナスビなど、定番の雑草を凌ぐ勢いで、このピンク色の花を咲かせているのが、ムシトリナデシコです。ヨーロッパ原産で、江戸時代に日本にやってきたそうです。まあ、可憐な感じで、雑草の中でも許せますね。