セリの楽しみ・・・。

木更津のセリは、錦鉢や富貴蘭の柄物、花物、そして長生蘭など、多数が出品されていました。鉢だけで、蘭を買うつもりはなかったのですが、一番前の席に座ってしまったのが間違いでした。

アンコ(セリ人)の1000円からの発句で、値段が上がっていくわけですが、なかなか声が出ないものもあります。そういう時は、目の前にいる私に「どうだ。どうだ。」と言っているように感じて、しかたなく声を出すことがあります。セリなので、自分が欲しいものは、みんなも欲しくて、落札できないこともあれば、それほど欲しくないものを落札してしまうこともあります。

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まあ、落札してしまったという感じですが、富貴蘭4鉢を自宅に持ち帰りました。その中では、唯一欲しくて声を上げたもので、大きな変わり花が咲く山吹雪(やまふぶき)です。将来的には、5~6本立ちにして、花の品評会に出品できたらと考えています。

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これは、昔からある南国の舞(なんごくのまい)という品種です。蕾の状態なので、これから花が楽しめます。自宅の棚にも何鉢かあるので、誰かが落としてくれると思って、しかたなく声を出したのに、誰も追随せずでした。

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これは、青物の丹頂の舞(たんちょうのまい)です。これも、誰も欲しがらず、我が家に迎い入れることになりました。

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最後は、玉金剛(たまこんごう)です。これも、もう入門品種で誰もが一度は栽培したことがあるものです。青物でよく殖えます。この鉢も、結構な本数になっていますね。

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殖えやすい品種だと、1本の親から2~3本の子を出します。この鉢は、現在でも25本くらいはありますので、来年、1本から1本の子だけを出したとしても、50本立ちになります。

その50本の株立ちに花が咲けば、それは美しいことでしょう。また、花は夜間にその甘い香りを楽しむことができます。でも、大株の植え替えは、とても面倒だし難しいので、直ぐに手放したくなります。