トンネルを抜けると・・・。

川端康成の「雪国」の冒頭は、とても有名ですね。「国境の長いトンネルを抜けると雪国だった」です。このトンネルは、上越線清水トンネルのことです。

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土合駅から見た清水トンネルで9702mあります。いまは、上り線専用で、後からできた新清水トンネルは13490mの長さがあり、下り電車が走っています。f:id:bontosyougatu:20180521215320j:plain

谷川岳の真下を貫くトンネルは、一般道にもあります。国道17号線の三国トンネルで、子どもの頃は果てしなく長いと思いましたが、1218mしかありませんので、入口から出口が見えています。19日は、トンネルを抜けると雪国ではなく大雨でした。

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猿ケ京温泉の赤谷湖には、こいのぼりが五月の空を気持ちよさそうに泳いでいました。群馬側はよい天気なのに、山の向こうは大雨なんて信じられません。これが冬だと大雪に、そして雪国にふさわしい景色になるんですね。さすが、越後山脈です。